セツブンソウ余話・2
2016-03-10


私の願いに応えて、妹が連れ来てくれた総領町のセツブンソウでしたけれど、当日は朝から日差しもなく、どんよりした曇り空。

現地に到着してみると、薄暗い山肌に(ダムの底に沈むというので)移植されたセツブンソウがひっそりとたたずんでいるのを見て、妹は散々こき下ろしていました。

そのうち小降りだった雨は、ざあざあ降りに変わりました。
最初に訪れた民家側の自生地まで700b離れています。

もともと山野草に興味のない妹のこと「行かない」と、駄々をこねます。
折角来たんだからと、不承不承の妹を急きたてて連れて行きました。
その場所には、私のイメージ通りのセツブンソウが群生しています。

私はデジカメでぱちりぱちりと気のすむまま、花と向き合いました。とっても幸せな気分に浸りました。
そんな私を尻目に、妹はさっさと遠くへ離れて行ってしまいます。
そんなこんなで、姉妹でも興味の違いの大きさに気づかされました。

でも、16年ぶりに出会えたセツブンソウです。
妹には感謝です。
[ひとこと]

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